当院の乳腺外科の特徴
当院では、（1） 乳腺外科良性腫瘍の診断、（2） 乳腺外科悪性腫瘍の診断、（3） 乳腺炎の診断と治療、（4） 乳癌検診といった一般乳腺外科全般について対応できる人材と設備を擁しており、近隣の病院と連携をとりながら患者様に安心していただける診療の提供を目指しております。（※原則として保存的治療のみの対応となり外科的治療 （手術）が必要となる場合は近隣の病院に紹介させていただいております。）
月2～3回土曜日に乳腺外科女性専門医による乳腺外科外来を完全予約制で開設しております。
当院で診る乳腺外科の
主な症状
- 乳房にしこりがある
- 乳房が痛い
- 乳房から血液などの異常分泌がある
- 乳癌が気になる （乳癌検診異常）
当院で診る乳腺外科の
主な疾患
- 乳癌
- 乳腺腫瘍
- 乳腺線維腺腫、乳管内乳頭腫
- 乳腺炎
- がん検診
乳腺外科でする検査の
総論
まずは視触診を行います。次に必要であれば、マンモグラフィや乳房超音波検査を実施します。悪性腫瘍を疑う場合は診断をつけるために針生検を実施することがあります。当施設ではこれらの検査をすべて完備しております。また当院ではマイクロ波マンモグラフィという最新の検査機器を導入予定です。この検査では痛みと被爆を伴わずにマンモグラフィ検査を受けてもらえるようになります。
乳腺外科でする治療の
総論
乳腺良性腫瘍に対しては急速な成長が認めない場合や比較的小さなものの場合は経過観察になります。一方で急速に成長する場合や大きなものの場合は乳がんとの鑑別が必要なため針生検や摘出術の対象となることがあります。乳腺悪性腫瘍に対しては局所療法と全身療法を組み合わせた集学的療法が行われます。手術療法、放射線療法、ホルモン療法、分子標的治療薬、化学療法が治療となります。どの治療になるかは乳がんの臨床病期、腫瘍の特徴により個別化されます。