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日帰り手術

当院では日帰り手術として、子宮頸管ポリープ切除、流産手術・人工妊娠中絶、婦人科形成を行っております。

子宮頸管ポリープ切除

子宮頸管ポリープ切除

子宮頸部の粘膜が増殖してできた突起状のものが子宮頸管ポリープと言います。多くの場合は1つですが、複数できることもあります。子宮頸管ポリープができる方は子宮内膜ポリープもできやすい傾向にあるため、超音波検査等の検査により確認することがあります。症状はあまりありませんが、不正出血や検診などで発見されるケースがあります。ポリープができる原因ははっきりとわかっていません。
ほとんどが良性ですが稀に悪性であることもあり、経過観察することもありますが切除による診断的治療をお勧めする場合があります。(特に不正出血で発見される場合、1cmを超える大きなポリープの場合など)大きいものや、ポリープの根部がわかりにくい場合は大きな病院へご紹介する場合があります。

 治療の流れ

2日間続けて来院していただく必要があります。内診台に乗っていただき、腟から器具を挿入し、根元からポリープを取ります。5分程度で切除手術は終わります。通常、切除の痛みを感じることはありません。出血が持続する可能性があるため、ガーゼを腟内に入れますので、当日は入浴を控えてください。(シャワーは浴びていただけます。トイレも普段通りに可能です。)ガーゼは翌日に抜去します。取ったポリープは癌がないかどうか病理学的検査を行います。検査結果が出るのに1~2週間程度かかります。

流産手術・人工妊娠中絶

流産手術・人工妊娠中絶は子宮内容物を人工的に体外へ排出させる処置のことです。当院では日帰りで行っていますが、術前の処置があるため手術前日にもご来院いただいています。流産した場合は流産手術を行うか、自然排出を待つかのどちらかを選ぶことができます。自然排出を待つ場合は、手術や麻酔に伴うリスクを回避できますが、いつ排出されるかがわからないため予定が立てにくかったり、心配になったりすることがあります。また、排出時に突然の出血や腹痛を経験する場合があり、症状の程度によっては (もちろんあまり痛くなかったと言われる方もいらっしゃいますが)緊急で手術が必要となる場合があります。自然排出された場合でも一部子宮内に組織が残存していることもあり、その場合も改めて手術が必要となることがあります。ここでは流産手術を選択された方、また事情により人工妊娠中絶をされる方に向けて手術の流れを記していきます。

流産手術・人工妊娠中絶の
流れ

専用の手術室にて日帰り手術を行っています。前日に細いスポンジを子宮口(子宮の入り口)に挿入し、一晩かけてゆっくり子宮口を広げていきます。手術当日は絶飲・絶食でお越しください。手術室へご案内します。血圧計を装着し、点滴をとります。点滴のところから静脈麻酔を投与し、手術を開始します。手術時間はおおよそ10分程度です。当院では吸引法を実施しております。術後、麻酔から覚めたあと、バイタルサイン (血圧や脈拍など)の異常や合併症がないことを確認してから帰宅していただいております。摘出した組織は病理学的検査に提出し、妊娠成分が摘出されていること、胞状奇胎などの異常妊娠ではないことを確認します。結果には2週間程度かかります。

合併症

  • 静脈麻酔や局所麻酔によるアレルギーやショック
  • 子宮穿孔、およびそれに伴う周囲臓器の損傷
  • 子宮内感染
  • 出血
  • 子宮内容遺残

※再手術になる可能性があります。

婦人科形成

婦人科形成

婦人科形成とは主に女性器の悩みに対して手術で解決していく科目です。女性器形成や陰部形成などと呼ばれることもあります。ご自身の女性器のお悩みをお持ちの方は当院の産婦人科専門医にお気軽にご相談ください

種類

小陰唇縮小術

肥大している小陰唇を切除することでバランスと整え、小さくする手術です。

治療の流れ

当院では日帰り手術を行っております。専用の手術室にご案内します。手術台で婦人科診察と同様のポジションをとります。局所麻酔にて麻酔をします。手術時間はおおよそ15分程度になります。